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「変わらなければいけない」と、誰が決めたのでしょうか? ― 実験カウンセラーが考える、本当の自分との向き合い方 ―

執筆者の写真: しんちゃん
しんちゃん
7 分前
読了時間: 6分


こんにちは。

「自認ほーむラボっと」の代表のしんちゃんです。

今回から「心に寄り添うブログ」と題して、私自身が日々感じていることや、人間の心について考えていることを、少しずつ綴っていこうと思います。


ただし、このブログでは、いわゆる「正しい生き方」や「幸せになるための答え」をお伝えするつもりはありません。

なぜなら、私はそもそも、人の生き方にたった一つの正解があるとは考えていないからです。

むしろ、皆さんが当たり前だと思っていることに、少しだけ疑問を投げかけてみたい。

そんな場所にしていきたいと思っています。


■ 私たちは、いつから「変わること」が正解になった?

「もっと前向きにならなければ」

「いつまでも落ち込んでいてはいけない」

「自分を変えたい」

「このままの自分ではダメだ」


私たちは日常の中で、こうした言葉を何度も耳にします。

そして、知らず知らずのうちに「今の自分は不十分で、変わらなければ価値がない」という考え方に縛られてしまうことがあります。

でも、ここで一つ質問させてください。


あなたは本当に変わりたいのでしょうか?

それとも、

今の自分では誰にも認めてもらえないと思っているから、変わらなければならないのでしょうか?

この二つは、似ているようで大きく違います。

自分の意思で変化を望むことと、誰かの期待に応えるために自分を変えようとすること。

その違いに気づかないまま努力を続けていると、たとえ何かを達成できたとしても、心が満たされないことがあります。

なぜなら、そこには「自分自身の意思」が置き去りになっているかもしれないからです。


■ 私は、人間の心を「修理するもの」だとは考えていない

カウンセラーという仕事に対して、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?


悩みを解決してくれる人。

正しい方向へ導いてくれる人。

心の問題を治してくれる人。


もちろん、悩みの整理や問題への対処を支えることは、カウンセリングの大切な役割です。

しかし、私が大切にしているのは、それだけではありません。

私は、人間の心を単純に「壊れたから修理するもの」だとは考えていません。

人は時に、立ち止まります。

時に、逃げ出します。

時に、誰かを傷つけ、自分自身をも傷つけてしまいます。

そんな自分を嫌いになったり、どうして自分はこうなのだろうと責めたりすることもあるでしょう。


でも、私は思います。

その行動や感情には、その人なりの理由があるのではないか。


もちろん、理由があるからといって、すべての行動が許されるわけではありません。

それでも、表面に現れた行動だけで、その人のすべてを判断することはできないはずです。

だからこそ私は、すぐに正解を提示するのではなく、その人の中で何が起きているのかを一緒に考えたいのです。


■ なぜ「実験カウンセラー」なのか?

少し変わった肩書きだと思われるかもしれません。

「実験カウンセラー」。

実験と聞くと、何か特別なことをするのか、もしくは乱暴な実験扱いで、人の気持ちを弄ぶのか?と、想像される方もいるでしょう。

しかし、私の考える実験とは、人を試したり、無理に変化させたりすることではありません。


今までとは少し違う角度から、自分自身や物事を眺めてみること。


例えば、

「学校に行くことが当たり前」

「仕事をしていなければ価値がない」

「親は子どもを正しく育てなければならない」

「弱音を吐くのは情けない」

こうした考え方は、本当に絶対的な正解なのでしょうか。

もちろん、社会の中で大切にされてきた理由もあるでしょう。

しかし、それがすべての人に当てはまるとは限りません。

もし、今まで信じてきた常識を、ほんの少しだけ疑ってみたら?

もし、これまでとは違う解釈をしてみたら?

もし、「こうあるべき」を一度脇に置いてみたら?

そこから、今まで見えなかった選択肢が現れることもあります。

私は、そんな小さな心の実験を大切にしています。


■ 人は、必ずしも前に進み続けなくていい

世の中には「前向きに生きよう」という言葉があふれています。

確かに、前を向くことは素晴らしいことです。

でも、後ろを振り返ることは、本当に悪いことなのでしょうか。


過去を思い出して涙を流すこと。

何もする気が起きず、立ち止まること。

将来が見えず、不安になること。


それらは必ずしも、人生の失敗を意味するものではありません。

時には、立ち止まることでしか見えない景色もあるはずです。

ただし、立ち止まっていることが苦しく、生活や心身に大きな影響が出ているなら、無理に一人で抱え続ける必要もありません。

大切なのは、前進することだけを正解にしないこと。

そして、立ち止まることだけを美化しないこと。

その時の自分に何が必要なのかを、自分自身の心に問いかけてみること。

私は、そこに自分らしい人生を考える出発点があると思っています。


■ 今日の小さな「心の実験」

せっかくですので、このブログを読んでくださった皆さんに、一つだけ実験を提案します。


ほんの数分で構いません。

自分自身に、こう問いかけてみてください。

「今、自分が変えたいと思っていることは、本当に自分が望んでいることだろうか?」


すぐに答えが出なくても大丈夫です。

むしろ、答えが出ないこと自体に、何か意味があるのかもしれません。

そして、もう一つ。

「もし誰にも評価されず、誰にも否定されないとしたら、自分はどう生きたいだろう?」

この問いに、正解はありません。

誰かに発表する必要もありません。

立派な答えを考える必要もありません。

ただ、自分の心がどんな反応をするのか、少しだけ観察してみてください。

それが、今日の小さな実験です。


■ 最後に伝えたいこと

私は、カウンセリングとは、カウンセラーが相談者の人生に正解を与える場所ではないと考えています。

相談者自身が、自分の感情や価値観に気づき、自分なりの選択肢を見つけていく。

その過程に、誰かが一緒にいること。

それもまた、カウンセリングの大切な意味だと思っています。

あなたの人生は、誰かの期待を満たすためだけに存在しているわけではありません。

だからといって、今すぐ自分らしい生き方を見つける必要もありません。

迷ってもいい。

立ち止まってもいい。

考えが変わってもいい。

そして、変わりたいと思った時には、変わることを選んでもいい。

「変わらなくてもいい」と「変わってはいけない」は、まったく違うのです。

このブログが、皆さんにとって、自分自身を少し違った角度から眺めるきっかけになれば嬉しく思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからも「心に寄り添うブログ」では、日常に潜む小さな違和感や、人間の心の不思議について、実験カウンセラーならではの視点でお話ししていきます。


また次回、この場所でお会いしましょう。👋


自認ほーむラボっと実験カウンセラー しんちゃん

誰かに話してみることで、初めて気づく自分の気持ちもあります。一人で考えることが苦しくなった時には、カウンセリングという選択肢も思い出していただけたら幸いです。

 
 
 

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